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目標達成に使えるTEFCASの法則

企業や個人に関わらず、成長する上で欠かせない目標達成。理想や目標はあるが、実際にそれに向けて行動はできていない、行動はしてみるものの続かずに気づいた時にはやめている、このような経験もあるのではないでしょうか。

今回は目標達成のために、人間の脳の本来の機能を上手く活用し、目標(成功)までの道のりを着実に進める「TEFCASの法則」について解説します。

目次

「TEFCAS」とは

TEFCASとは、マインドマップの創始者でもあり、脳と学習の世界的権威のトニー・ブザン氏が考案した脳本来が持つ機能を引き出し成功するための思考法です。トニーブザン氏が提唱する脳の7つの法則というものがあり、その中の”2.脳は成功志向のメカニズムである”とあるように、脳の機能を最大限活用するための思考法でもあります。

1. 脳は情報を掛け合わせる。1足す1は2を超える。

2. 脳は成功指向のメカニズムである。

3. 脳は行動を完璧に真似る脳力がある。

4. 脳は安全性を求める。

5. 脳は常に新しい知識と情報を求める。

6. 脳は真実を求める。

7. 脳は根気が良い。

マインドマップ・リーダーシップより引用

TEFCASはそれぞれの頭文字をとっており、6つから成り立っています。

  • T(Try All)全て試す
  • E(Event)実行 出来事
  • F(Feedback)フィードバック
  • C(Check)チェック
  • A(Adjust)調整
  • S(Success)成功

6つそれぞれの内容を見ると共にどのように取り組むかを見ていきます。

TEFCASの思考法

S(Success)

TEFCASの活用について、まず1番最初に取り組むのはT(Try All)ではなく、S(Success)です。

脳の本来備わっている機能を活用するために、まずSuccess(成功)について強烈にイメージすることから始まります。達成すべき目標を明確にすることが、人間の脳が持つ成功志向のメカニズムという機能の活用に繋がります。

人間の脳は目標を明確にし、成功をはっきりイメージすると無意識にも成功に向かって思考します。特に無意識に思考している時が、一番創造性を発揮すると言われています。それは、制約や意見などが入らず自由に発想しているからです。いいアイデアが浮かぶことが多いのが、寝て起きた時、お風呂に浸かっている時、トイレで座っている時、散歩している時、というのも頷けます。

T(Try All)

成功をイメージし、脳が思考することで様々なアイデアが出てきます。これを全部試す(Try All)というのがこの段階です。

思い付きもあれば、成功のイメージはほとんどが対象とする企業や人がいるものなのでその対象がやっていることを真似ること、脳に新しい情報を送り続ける中である情報と別のある情報を掛け合わせて閃いたことなど、とにかくできるものから全て試す、ということが重要です。

E(Event)

できるものから片っ端に全て試行すると、その中で可能性を感じるものが出てきます。それを試行(Try)から実行(Event)に移します。

この段階は、実行(Event)から起こる一連の出来事(Event)を指します。

出来事には良いことも悪いこともあります。ここで一番重要なのは出来事=結果ではない、ということです。あくまでも初期仮説の検証程度に留めておくべきです。1度実行しただけの出来事を結果と捉えてしまうことが、「終わった」「駄目だ」と認識させ、挫折に向かわせます。

目標達成には必ず紆余曲折あります。試行(Try)や1度の実行(Event)に対する出来事(Event)に一喜一憂しないことが必要です。

F(Feedback)

出来事(Event)からフィードバック(Feedback)を得るのがこの段階です。フィードバックは人からのフィードバック以外にも、上手くいったものはなぜ上手くいったのか、上手くいかなかったものはなぜ上手くいかなかったのかを客観的に見るということも含みます。

ここで大切なのは、”悪いフィードバックは存在しない”ということです。特に人からのフィードバック内容で落ち込んでしまうという場面が考えられますが、それは目標達成に1歩近づく情報を得たという風に捉えることができます。そのためTEFCASを考える上では、悪いフィードバックは存在せず落ち込む要素は何一つありません。

C(Check)

次にフィードバックの内容をチェック(Check)します。そのフィードバックの内容が事実に基づき、正確かどうか、適切かどうか、有効かどうかをチェックするのがこの段階です。

もし、事実ではない、正確ではない、適切ではない、有効ではない、どれかが当てはまるなら次のA(Adjust)が意味のないものとなってしまいます。

A(Adjust)

次が調整(Adjust)です。

試行し、実行から起こる一連の出来事をフィードバックし、チェックした内容を基に次回の試行を見据えて調整する段階です。この調整(Adjust)が目標達成や成功に近づく一番重要な工程です。そのために、前段階でのチェック(Check)で事実に基づき、正確か、適切か、有効かを検討することが欠かせません。

まとめ

人間の脳に備わっている機能を最大限活用し、目標達成を実現するためのTEFCASの法則。

成功(Success)を明確にイメージし、試行し(Try All)、実行(Event)と一連の出来事(Event)から、フィードバック(Feedback)を得てチェック(Check)し、調整(Adjust)する。そして、また試行(Try All)・・・と繰り返す。そうすることで、目標の達成は特別から必然に変わります。

達成したい目標がある時は、ぜひこのTEFCASの法則を活用してみてください。

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