定量分析

Analysis

定量分析の考え方

分析には大きくわけて定性的な情報を扱う定性分析とデータなど定量的な情報を扱う定量分析があります。

定性分析のみでは、言ってしまえば個人の主観にすぎず因果関係も不明確で信用できないという面があります。逆に定量分析のみでも、解釈が不十分だというケースが多いです。どちらか一方のみで得た情報を頼りに戦略を策定することで効果に乏しいぼやけた戦略になりがちです。

事業を成長させるには、いかにサイコロで狙った目を出せる確率を増やすかといかにサイコロを多く振るか、が重要だと考えています。

サイコロで当たる確率を増やす=当たり目を多くの面で取る、ためには効果の得られる可能性の高い戦略を構築する質が重要です。また、サイコロを振る回数を増やすためには戦略を試行するスピードを上げなくてはなりません。

そのための定量分析として大きく2つ重要だと考えています。

1つめは、定性情報を基に立てた仮説を定量分析により検証し因果関係を明らかにする。

2つめは、戦略構築・実行後の成功/失敗の原因仮説を定量分析により検証し因果関係を明らかにする。

あくまでも、仮説の検証のために定量分析を実施するのであって、目的なく分析することはありません。

定量分析実施例

都度課題に対する仮説を基に検証したものです。

  • 仕入・製造・販売の各時系列データより、需要予測や定量的な構造把握による課題の原因推定、ボトルネック推定、ターゲット顧客の割り出し
  • 在庫データより不動在庫、欠品在庫の割り出し
  • 顧客アンケートデータより顧客満足度に関わる各要因の定量的な構造把握
  • 社内アンケートデータより、人材育成のボトルネックの定量的把握
  • 外部データ、売上データより新規出店売上予測
  • アンケートデータより市場構造の定量的把握
  • 統計データより市場構造の定量的把握
  • 会員情報データより会員の特徴の定量的把握、将来予測
  • 財務情報より将来キャッシュフロー予測
  • オンライン販売データよりボトルネックの定量的把握

など

主にexcel、Python、Powerquery、PowerBIを活用し分析しています。