1. HOME
  2. ブログ
  3. 分析
  4. データ活用の仕組みに必要な3つの要素

BLOG

ブログ

分析

データ活用の仕組みに必要な3つの要素

ここ最近、ありがたいことに少し忙しくさせていただき、ブログ更新の日が少し空いてしまいました。
今回は、データ活用の仕組みに必要な3つの要素を改めて確認していきます。

データ活用に必要なことは、「データ活用の仕組み」が最適化されていること。
最適化なので、もちろん企業の業種や規模、段階などによって形は様々です。

最適化された仕組みに必要な3つの要素をまとめてみます。
最初の2つの項目は”データを準備する”段階における項目、最後の1つの項目は“データを扱う”段階における項目です。

目次

探しやすさ

まず、1つめの項目は探しやすさ。
これは言い換えると、データを直ぐに使える状態にする・そのデータを簡単に検索できることを指します。

データを直ぐに使える状態にする

データを直ぐに使える状態にするとは、
具体的には、データの品質を高めることです。
データの品質に関しては、以前の記事で紹介しました。もし、気になる方は見てください。

データを簡単に検索できる状態にする

データを簡単に検索できるとは、データを整理しておくことです。
各企業の状況、扱うデータ量に応じて保管方法は様々ですが、どの段階においても、

  • 分析に必要な情報に整理すること
  • 整合性とセキュリティを考慮すること

の2点は欠かせません。

データの整理については、
日々私がお客様とやり取りする中でも、
「このようなデータは社内でお持ちですか?」
「あるにはあるんですが、集めるのに1週間くらいいただけますか?」
というようなやり取りが多々あります。
それでは、日々の経営においてデータを活用することは難しくなります。

いつどの情報を誰に見せるのか・誰がどんな目的で活用するのか、という目的から逆算した上で、
まずはどんなデータを保有しているかを把握し・どのように整理するかという様に考えることをおすすめしています。

速さ

2つめの項目は速さ。
これは、データを迅速に処理できることを指します。

データを迅速に処理できる

こちらに関しても、1つめの項目と同様に、
目的から逆算して考え、どのようにデータを扱うのかを定義する必要があります。
目的から、どのようにデータを扱うのかが決まれば、それだけデータの処理も迅速になります。

以前に、こちらの記事でデータ分析の意義を一部まとめました。こちらも気になる方は見てください。

易しさ

3つ目の項目は易しさ。
データを誰でも簡単に扱えることを指します。

データを誰でも簡単に扱える状態にする

実際にデータを扱って経営・運営・業務に関する意思決定をする段階です。
誰でも見て理解できることが理想です。

近年では、中小企業においてもセルフBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを活用している企業が急速に増えています。
BIツールとは、一言で表すと「企業が保有している様々なデータを分析・見える化して経営に役立てるソフトウェア」です。
有名どころだと、Tableau(タブロー)やEinstein Analytics(アインシュタイン・アナリティクス)などがありますが、月額費用が高く中小企業において導入に際してハードルが高いのも事実。

中小企業においては、MicrosoftであればPower BI、GoogleであればGoogle データポータルをまずは活用してみることをおすすめしています。

実際に私も、経営者の方とミーティングをする際、 あらかじめPower BIで成形したデータを表示し、話の展開に応じてパパッとデータを表示して共有しながら議論していくということをしています。
これにより、データがリアルタイムで目で見てすぐわかることで、より事実に基づいた解像度の高い議論をすることが 可能になっています。

まとめ

今回はデータ活用の仕組みに必要な3つの要素を解説しました。
現在、経営にデータを活用している方は、これを見直すキッカケに、
これから経営にデータを活用したい方は、これを機に行動してみてはどうでしょうか。

  • データを活用する仕組みを一緒に考え構築していく
  • データをより経営に活かせるためのトレーニングを行う
  • データを活用して成果を創出する

ことも、我々コンサルタントの役割。

成果創出に向けデータをどのように扱っていくかは、経営にとって重要な1つの要素。
そして、データや知見は徐々に蓄積していくもの。
これからの経営においてデータ活用が必要だと感じる方は、まずは目的から考え、早めに行動することをおすすめします。

関連記事